外因系、内因系、共通系(止血)

春巻春巻

止血の機序は一次止血→二次止血→線溶系と続きますが、今日取り上げるのは二次止血だけです。

 

二次止血について

二次止血には外因系と内因系があります。それぞれに固有の凝固因子があります。

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(本来はローマ数字で第X因子のように書きますが、わかりやすさ重視で一旦アラビアで書きます。)

内因系 12 11 9 8

外因系 3 7

共通系 10 5 2 1

ビタミンK依存性凝固因子 2 7 9 10(※にくなっとう で覚えましょう)

ビタミンK合成阻害薬→ワルファリン

二次止血の凝固因子にはカルシウムイオンが関係します。

血友病A → 8が阻害  血友病B →9が阻害

APTT(活性化部分トロンボプラスチン時間)→内因系が正常に働いているかの基準,基準は30~40秒

PT(プロトロンビン時間)→外因系が正常に働いているかの基準 基準は10~12秒

PTの基準値はまじで覚えたほうが良いと思われます。

PT-INR基準値は1

血友病では→8や9がだめなので、内因系がだめ→APTTが延長、PTは正常

ビタミンK欠乏状態では→2,9,7,10がだめなので内/外両方ダメ→APTT、PT延長

一度大学内で勉強した人向けの簡潔なまとめになってしまいましたが、要点はまとまっていると思います。

練習問題

肝疾患で産生が阻害される凝固因子はどれか。1つ選べ
a 第I因子
b 第III因子
c 第V因子
d 第VII因子
e 第XI因子
正答 d 第VII因子
ビタミンK依存の第II、VII、IX、X因子は肝障害で産生が阻害される。よって正答はdである。