破骨細胞大百科

春巻春巻

この記事では絶対に分かっておくべき、破骨細胞について説明していきます。

 

破骨細胞について

破骨細胞は骨を壊す細胞です。

そんな細胞いたらヤバイんじゃないかって私は最初思いましたが、人間の骨は常に生まれ変わることを繰り返すので、破骨細胞が壊して、骨芽細胞が骨を作ることで人間の骨が成り立っているって知ったときはなるほど重要な細胞なんだなと知りました。

この生まれ変わることをリモデリングといいます。知らなかった1,2年生はよく覚えましょう。

人間の体で大事ということは→試験でも大事!ということですね。

特に人間の歯は骨に植わっているので特に大事です。(このことを釘植《テイショク》といいます。)

破骨細胞はざっとこの絵で覚えてください!

f:id:oral:20181128231434p:plain

各受容体について説明します。

RANKLはRANKに結合し、破骨細胞の働きを活性化する。

(骨芽細胞にあるビタミンD3受容体にビタミンD3が作用する、または副甲状腺から来たパラトルモンが骨芽細胞にあるパラトルモン受容体に作用すると、RANKLが骨芽細胞から出てくる。RANKは破骨細胞に作用し、破骨細胞を活性化させる。)

カルシトニンは破骨細胞のカルシトニン受容体に結合し、破骨細胞の働きを抑制する。

IL-1は破骨細胞の分化と活性化を促すサイトカインである

M-CSFは破骨細胞前駆細胞を破骨細胞に分化させる物質である。

破骨細胞に発現するタンパク質 → 酒石酸抵抗性酸ホスファターゼ(TRAP)

組織学の分野で、破骨細胞がいるくぼみのことをHowship窩というのも国家試験には確かでたことがありますね。

最後に破骨細胞と骨芽細胞の比較です。

破骨細胞 骨芽細胞
核、形態 多核で巨細胞 単核
機能 骨吸収 骨形成
起源 血液幹細胞 間葉系幹細胞
マーカー TRAP

酒石酸抵抗性酸フォスファターゼ

→TRAP染色

ALT

アルカリフォスファターゼ

多核で巨細胞なのは結核の病理像に出てくるLanghans型巨細胞なんかもそうですね。

多核で巨細胞なのは巨大な敵を倒しているイメージで覚えるのもいいでしょう。

破骨細胞大百科っていうのは言いすぎなタイトルでしたね(笑)

練習問題

破骨細胞を阻害する薬物はどれか。2つ選べ。
a リバーロキサバン
b デノスマブ
c シクロフォスファミド
d ビスフォスフォネート
e サクシニルコリン
正答 b デノスマブ d ビスフォスフォネート
破骨細胞を直接阻害するビスフォスフォネートと抗RANKL抗体であるデノスマブが答えである。