金属の接合まとめてみた

歯学部に入ったとき、3,4年生くらいで歯学部生は金属をバーナーで溶かすようになると知っていた人は何人居るのでしょうか。

鋳造についてはいろいろな試験のヤマなので知っている人は多いのでしょうが、

「金属の接合」についてはあまり知らない人が多いのではないでしょうか。

というわけで、本記事では接合についてまとめていきます!

接合には三種類

そもそも接合は金属と金属をくっつけることですが、歯科では、

ブリッジの連結、クラスプの組み込み、アタッチメントの制作で行われます。

  • ろう付け
  • 溶接
  • 鋳接 の3種類があります。

これを順番にまとめていきます。

ろう付け

金属(母材)同士の接合部に母材よりも溶融店の低い合金(ろう)を流し込んで接合する方法

・ろう付けの手順

ろう付け面の粗研磨

試適 個々の補綴装置の適合を確認

ろう付けのときの間隙は0.05~0.15mm。毛細管現象が起きやすいから。

0.05~0.15mm っていう数字超大事!!!!!!!!

補綴装置の相互の位置決定(石膏、レジンによる固定)

ろう付け用の埋没

アンチフラックスの塗布 冠辺縁、冠内面 鉛筆を使う。

石英埋没材 加熱膨張が小さいからこれを使う。

ろう着部位にフラックスの塗布

ホウ砂 酸化膜生成防止、金属酸化物の溶解(このフラックスの役割大事!)

埋没材ブロックの加熱(ろう着より200℃低い温度まで加熱)

ブローパイプによる加熱 母合金の温度がろうの融点に近づいたら適量の合金をろう着部位に運ぶ

冷却

溶接法

加熱・圧力などによって接合部の金属を溶接し接合を行う方法。

レーザー溶接で行います。

利点と欠点を覚えておきましょう。

利点

  • 熱源のエネルギー密度が強大である。
  • 照射領域を絞ることが可能である。
  • ろう付けと比較して作業時間が短い。
  • 電気化学的腐食の心配はない。

欠点

  • 機器が高価である。

鋳接法

被接合金属とワックスパターンを一括して埋没、鋳造し、被接合金属と溶接金属とを溶着接合させること。