MRIについて解説してみた

MRIを超簡単に言うと

MRIはX線やCTみたいな「体の中身を見る装置」ですが、ざっくり言うと以下のような特徴があります。

  • 放射線を使っていないので被爆しない
  • 軟組織が主に見られる
  • 水素を動かすことで見る

近年になってMRIが普通に国家試験に出るようになりましたし、CBTでもコア・カリキュラム的には普通に試験範囲なので、当たり前のように覚える必要があります。

もう少し詳しく解説しよう

MRIの仕組み

これ理解するの難しんですよね。

磁力と音(RFパルス)でうまいこと水素の回転の向きを動かして、「動かした後元に戻ろうとする力と元に戻る時間」をセンサーが感じ取って、画像を撮影するみたいです。

結局……

(難しい)\(^o^)/

大事なのは水素の動きによってMRIの像は作られているんだとおぼえておけばOKです。

MRIの利点と欠点

以下にMRIの利点と欠点をまとめてみました。

利点

  • 放射線を使っていないので被曝がありません!
  • 任意の面の画像を直接撮ることができます。
  • 撮像方法が様々あり、目的に応じ条件調整ができます。

欠点

  • 撮像時間が長い。
  • 金属アーチファクトが問題になりやすい。
  • 心臓ペースメーカー、人工内耳は禁忌

T1強調像とT2強調像

先程、MRIは水素を動かすことでMRIは撮影をしていると書きました。この時の「水素を動かした後元に戻ろうとする力と元に戻る時間」には2つ種類あり、T1とT2といいます。T1を強調した像は「T1強調像」、T2を強調したものはT2強調像といいます。T1を強調するか、T2を強調するかで見えるものが違ってきます。下の表で確認してみましょう。

MRIt1t2

簡単に覚えるなら以下の事項を暗記しておきましょう

  • T1強調像とT2強調像の違いを覚えるポイント
    • 大人の骨髄=脂肪髄=脂肪
    • 子供の骨髄=赤色骨髄=血液=水
    • 脂肪はいつも高信号
    • 筋はいつも低信号
    • 水はTで低、Tで高 2の方が高そう
    • 血管は血管内の血液(水)が流れるので、水素原子の動き読み取れないから無信号
    • 関節円板は低信号だけど無信号寄り

実際にMRIを見てみよう

MRI_Head_5_slices

これは著作権フリーのWikipediaに載っている画像です。歯科医師国家試験の領域では左の二枚の画像をよく覚えたほうが良いでしょう。

一番左は下顎骨の下顎体より少し上のレベルで、下顎の歯の歯冠と、下顎枝の皮質骨が無信号となって黒く見えるのが特徴的です。下顎枝の内部は脂肪髄なので高信号で白くなっています。

左から二番目は上顎洞のレベルで、上顎洞が無信号となっているのが特徴的です。

このように、個人的には、MRIは軟組織を見るためのものであるが、「どこを撮影しているかは硬組織(=無信号)で判断する」のがこつなのかなと思っております。

そのためにも解剖の知識は必須なので、復習しておきましょう!