咬合性外傷について解説(歯周病)

咬合性外傷について解説していきます!

咬合性外傷の定義

咬合性外傷とは許容量を超える咬合力(外傷性咬合)が加わった場合に生じる歯周組織の破壊をいい、
一次性咬合性外傷と二次性咬合性外傷(後述)に分けられる。

咬合性外傷の原因

原因にはブラキシズム、強い咬合力(肉体労働者、スポーツ選手、硬いものをよく食べる人)
早期接触、咬頭干渉、食片圧入、適合の良くない部分床義歯、強すぎる矯正力などがある。

咬合性外傷の所見

歯の動揺、咬耗、破折、骨隆起、自発痛、打診痛、補綴物の脱離、アブフラクション、歯肉の変化(フェストゥーン、クレフト)、象牙質知覚過敏症が生じる。
X線所見では 歯根膜腔の拡大、歯槽骨の垂直性吸収、歯根の吸収が見られる。

咬合性外傷の分類

一次性咬合性外傷:過度な咬合力により外傷が生じたものである。早期接触、側方圧、ブラキシズムなどが過度な咬合力の原因である。アタッチメントロス、細菌感染はない。

二次性咬合性外傷:歯周炎の進行によって支持歯槽骨が吸収して、歯槽骨の支持力が低下して咬合性外傷が起きる状態。つまりアタッチメントロス、細菌感染がある。大事なのは生理的な咬合力でも起きること。X線では歯槽骨吸収と歯根膜拡大がある。

咬合性外傷と歯周疾患の関連

大雑把にまとめると→「歯周炎に咬合性外傷が加わると重篤な歯周炎になる」
歯周炎がない状態で咬合性外傷があってもアタッチメントロスの増加は見られないが、
歯周炎がある状態で咬合性外傷があるとアタッチメントロスを生じることが研究でわかっている