全部床義歯で使われる印象材

全部床義歯の分野では概形印象、精密印象、動的印象(ダイナミック印象)の3つの印象があります。

それぞれに使われる印象材についてまとめていきます。

概形印象

概形印象は研究用模型を作る印象です。

使われる印象材は以下の2つです。

全部床義歯の概形印象で使われる印象材
  • アルジネート印象材
  • モデリングコンパウンド

アルジネート印象材は局部床義歯の概形印象でもおなじみですが、モデリングコンパウンドは無歯顎、全部床義歯の分野でしか概形印象では出てきませんね。

 

モデリングコンパウンドは非弾性印象材なのでアンダーカットがあるものは印象を採れません。歯はアンダーカットがあるので、無歯顎ではないとだめということですね。

アルジネート印象材→網トレー

モデリングコンパウンド→ブリタニアトレー

を使うことも覚えておいたほうがいいでしょう。

精密印象

精密印象は作業用模型を作る印象です。

全部床義歯の精密印象に使われる印象材
  • 付加型シリコーンゴム印象材
  • ポリサルファイドゴム印象材
  • 印象用石膏
  • モデリングコンパウンド
  • 寒天印象材(アルジネート印象材と連合印象で使われる。)

印象用石膏はフラビーガムの部分だけ印象するために使うものです。

モデリングコンパウンドはここでも出てきたので、概形印象と精密印象両方に使える印象材といえます。

 

動的印象(ダイナミック印象)

動的印象(ダイナミック印象)は患者の義歯を個人トレーの代わりとして、使う印象です。

印象材を患者の義歯に流し、3日間くらい過ごしてもらうことで印象を採ります。

つまり3日間くらい流動性が持続する特殊な印象材を使わなければいけません。

その特殊な印象材がアクリル系印象材です。

試験ではよく出てくるので覚えておきましょう。