局所薬物配送システム (LDDS)について

この記事では局所薬物配送システムについて解説していきます。

局所薬物配送システムについて

局所薬物配送システムとは、歯周ポケット内に抗菌薬を投与することにより歯周病の予防や治療をすることを言います。

英語ではlocal drug delivery system (LDDS)と言われています。

使われる薬剤とそのメリット

使われる薬剤はテトラサイクリン系抗菌薬の塩酸ミノサイクリンが使われる。塩酸ミノサイクリンは徐放性薬物(slow-release drug)の性質を持っている。徐放性薬物は長時間にわたって歯周ポケット内に停滞し、歯周ポケット内に放出され、歯周病原菌細菌の繁殖を抑制するのに必要な濃度を長時間維持することができる。

また、経口投与に比べて局所薬物配送システムは投与量が少ないため、副作用の出現、耐性菌の出現、腸内細菌の変化が少ないとされている。

テトラサイクリン系抗菌薬は静菌的な作用を持つ抗菌薬の為、殺菌をすることはない。

また、テトラサイクリン系抗菌薬はテトラサイクリン歯を発症させる可能性があるため、8歳以下の小児への適用は原則禁忌である。